80年代のきらきら – テラスM 横田ベース (横田)

都下までちょっと足を伸ばしてドライブ。ゆったり落ち着けるところはもちろん素敵ですが、少しユニークなエッセンスが入ったお部屋も楽しいですよね。でも、入ってみたら想定外にユニークでやられました。今回は「テラスM 横田ベース」です。

「前から気になってたホテルだけど、まだ入ったことがない」
フォロワーさんからそんなお話をいただいて、初対面で待ち合わせて行ってきました。
場所は東京の横田米軍基地のすぐとなり。完全にドライブ向けのエリアです。村山貯水池をひとまわりする周遊道路もラブホテルがてんこ盛りですが、ここ横田基地のあたりにも何軒かそろっています。ラブホテルが複数あるエリアのほうが、健全な競争が働いてサービスも価格も納得ですし、満室のときも次のプランに進められますよね。

駐車場に車を停めて、エントランスからロビーに入ったところの、お部屋選択パネル。
この「テラスM 横田ベース」は、凝った照明が部屋が多めなのが特徴です。むかしは「アメニティ1957」という名前のラブホテルだったようです。そういえばバブルのころに「西暦っぽい名前のラブホテル」が流行りましたが、武蔵野〜立川エリアが源流だった覚えがあります。

「どんな色合いのライティングの部屋がいいですか?」
「どちらかというと… 青系統が好きです」

平日のお昼過ぎというタイミングで、空室は半分を少し切ったぐらい。そこそこの利用率で、人気あるホテルだとわかり、むしろ安心。お部屋に持っていけるアメニティが並んだロビーから、エレベーターに乗って2階にあがります。

そんなわけで、ブルーのライトが宇宙感を醸し出している215号室を選びました。
お部屋に入ると、まず正面にバスルームが見えます。こういうレイアウトは初めてかも。

 

お風呂自体はけっこう綺麗で使いやすいです。

さて、ドアを開けて、メインの部屋に入ってみると…

ロビーのパネルの写真にあった、宇宙感あるブルーの風景。

そして、壁も、切れ込みのあいだから輝くレッドのひかり。

は、さておき、床が…

宇宙といえばこれも宇宙なんですが、
味わいが、むかしのCG SF映画「トロン」といいますか、

レッドとブルーのクロスセクションが、暗くした部屋に少し目が痛いぐらい、びんびん主張してきます。
テクノというか、YMOというか、80年代フューチャーのテイストにがっつりやられました。

もちろん、ベッドのヘッドボード側にある照明調整パネルで消すことはできるんですが、消したら消したで真っ暗。
シーン選択はさておき、明るさ調整が、ちょうどいい着地になりません。うーん。

もちろん、せっかくこういう部屋におもしろがって来たのですから、この「昭和テクノ」なテイストもネタとして愉しく味わいながら時間を過ごすのですが、せっかく素敵なフォロワーさんと過ごしているラブホテルの部屋なのに、これではお互い、セックスに全然身が入りません。

天井もミラー加工になっているので、ベッドから見上げると、こうですもん。

結局、照明は真っ暗にしました。

ひと息ついて、この部屋のコンセプトはつまりなんだろうね、と話していて、それはつまり
「オノデン坊や」
である、と、意見が一致。とても楽しい一日になりました。

デンキいろいろ。精算はいつもの例の機械が備えられていて、カードも可。ホテルのスタッフとはリアルでは一切顔を合わせずに済みます。

カードを使った場合に請求に載ってくる名前はこちらです。