ラブホテル使いならわかる細やかな気配り – ホテルシエロ (東川口)

クリスマスも過ぎ、大みそかまでほんの少し数えるだけ。
そんな年末に、お洒落なのに和室と洋室、檜風呂、サウナ、そしてマットまで楽しめて、細やかな気配りにも満足のお勧めポイント、ホテルシエロ (Hotel Cielo) を訪れました。

場所は東京の北側。近くの駅は武蔵野線の東川口駅。浦和美園も近いエリアです。一般的にはクルマでアプローチすることになるでしょう。駐車場にはナンバープレート隠し板もちゃんと用意されています。いいね。

車をとめたら、まずはフロントのある2階まで上がります。フロントは無人。大きなパネルでお部屋を選べるのはスタンダードな作り。夜6時半時点で2〜3割しか空室がない状況でしたが、狙っていた308号室が空いていてよかった!
お部屋を選んだら、下から出てくるレシートを持ってそのまま部屋までどうぞ。

3階に上がったところ。フロントと同じく、落ち着いた大人の雰囲気です。

こちらが308号室。このホテルのお部屋ランクでいうと上のほうの「ラグジュアリー」です。

このホテルは「浴室マットスペース」を備えている部屋が201 202 203 205 206 301 305 306 307 308と10部屋もあります。これは特筆すべき利点です。いいね!
ほか、サウナ付きの部屋が302 307 308 402、あと檜風呂を備えているのが308と401。つまり今回利用した308号室は「檜風呂」「サウナ」「マット」の3点が揃っているのです。冬寒い年末の姫納めにはぴったり。和洋室という作りには少しケレン味もありますが、ラブホテルですもん、いいじゃないですか。

空調と照明のコンソールは、あまり見たことがないタイプ。でもとっても使いやすい。いいね!

そして、浴室・洗面台のほうは…

これがサウナルーム。スイッチを入れてしばらく経つとホカホカしはじめ、2時間ものあいだ、温熱をキープしてくれます。それ以上は自動的にスイッチが切れてくれるので、つけっぱなしのトラブルにはなりません。

中は完全にふたり用の広さ(狭さ)ですが、もちろんこれでok.

さて、お風呂のほうですが、ごらんの通り檜風呂です。大きさも二人でゆったり入れます。年末にあったかい檜風呂。かなり最高! 加えて、いちおうラブホテルのお風呂なので、ジェットバスのスイッチもついてます。檜風呂でのジェットぶくぶく体験は生まれて始めて。
さらにいうなら、いわゆるラブホテルの浴槽って、男女ふたりで浴槽に入ってあれやこれや… を想定した、丸みを帯びたファンシーな形のものが多いですが、それがいろんな行為のバリエーションに役立つかというと、案外そうでもない気がします。
その点、この檜風呂は、四角くて、わかりやすい。木だから、すべらないし、つかみやすい。今までで一番「使いやすかった」お風呂かもしれません。いいね!

そして、その隣にはマットスペース。
マット自体はそこそこ硬質で、ふわふわではなく、表面に粗いざらつき加工がされているものです。
しかし、マットでのプレイって、私はいわゆる風俗未経験者なのでラブホテルでの素人どうしの体験しかありませんが、滑るし動くし、あまりふかふかつるつるではないほうが使いやすいし、何と言っても安全です。ラブホテルのお風呂で頭打って救急車なんて人生終了フラグですからね。
そうそう、「あっ、お風呂場に一緒に入る前に、さりげなく荷物からローションを持ってきておくのを忘れた…」と思っていたら、マットの脇にローションの小瓶がちゃんと備え付けられていました。実に気が効いてます。いいね!

さて、ベッドにラウンドを移してみると、マットレスも枕も適度な柔らかさでかなり良い感じ。和室タイプだから、畳とベッドの高低差がほとんどないのも便利です。

各種備品の種類が多いのもよいところで、テレビのリモコンで案内を見ていて「目元エステ 無料」ってなんだろう? とフロントにお願いしたところ、すぐに持ってきてくれたのがこれ。ちなみに、室内とはドアで隔たれた玄関スペースに、ホテルの人がさっと置いて、さっと去ってくれるので、こちらの状況は気にしないで大丈夫。

パナソニック 目もとエステ」というものでした。しばし充電して、目にあてて、ほんわか温熱。

…もちろん、これは一種の「目隠し」でもありますから、同行したフォロワーさんには、これをかけてしばらくしてから、目もとの温熱エステだけではなく、下から上までいろんなエステを施してあげました。感じつづけた声がすこし涸れてしまうぐらいまで。

冷蔵庫は2つ。フリードリンクはミネラルウォーターが1本。あと、各種自販機もあります。

精算は帰るときに玄関の精算機で。現金のほかカードも使えます。今日は月~金の平日でしたが、さすがに年末とあって土・日・祝日の休日料金にはなっていました。ここはまぁそうでしょうね。

またここで特筆したいのが、カード決済するところで
「請求は名義で行われます」
と画面にきちんと案内がでたこと。分かってるなぁ。いいね!

さらに、フロントで部屋を選んだときに出てきた案内レシートには、入室時間と、利用プランごとの時間とお値段まで書いてあります。
一般的にラブホテルって、利用が何時までという案内はあまりされません。「きょうの休憩・フリータイムは何時まで」ということをしっかり意識して利用しないと、うっかり延長や宿泊に突入してしまうもの。もちろん、ふたりのゆったりした時間を邪魔しないという配慮もあるのだとは思いますが、その点、レシートに丁寧な案内が印刷してあるのは、非常に合理的な気配りです。

ここまで、細やかに実質的な気配りが効いたラブホテルは初めてです。文中に「いいね」を何度も書いてしまいました。ラブホテル使いに自信をもってお勧めできる、よいところです。