昭和の秘密基地 – ルミネンホテル蒲田 (蒲田)
蒲田という街は、意外とラブホテルが多い街です。
殺伐ともしておらず、洒落すぎることも派手すぎることもなく、ふたりがぱっとセックスのための時間を過ごすための街として、都内の穴場のひとつでしょう。ラブホのクォリティも悪くなく、お値段も比較的良心的です。そんな蒲田の街の、京浜急行側の一角の近くに、ひときわ昭和感の高いラブホが一軒。それがこのルミネンホテル蒲田です。
値段はとてもお手頃4,000円、そしてサービスタイムも土日祝日含めてたっぷり。部屋の広さや内装は、そこはそれ、昭和感のひとことで察していただきたいが、求めて相応、これはこれ。
ただ注意いただきたいのが駐車場。いちおう地下駐車場はあり、駐めることができます。
が、狭い入り口からかなりの急坂。そしてそこで折れて行き止まり。狭い。果てしなく切り返しを繰り返せば軽自動車2台は入るでしょうが、普通は1台しか難しいでしょう。さらに、急坂を降りたそこで直角に尻を曲げないと入らないので、結局、ホテルの外ですでに車をひっくり返し、お尻からラブホの地下駐車場スペースの急坂にバックでゆっくり入れていくしかありません。要するに「チンアナゴ」の生態を想像していただければ合っています。
ホテルの外は商店街のやや裏手。通行人もそこはかとなく通ります。そんな中、女性連れでアクロバティックに車を転回して、「蒲田行進曲」のごとき急坂にゆっくりお尻を入れていくのは、かなりの粋の力を必要とします。ある意味、運転におけるアクロバティックな体位。そういうことならまかせろ!というあなたになら、ぜひお試しくださいと申し上げましょう。