RPGの気分 – ホテルX 天空の風 (小田原)
今回は都内からちょっと足を伸ばして、箱根エリアへ。
箱根ターンパイクの入り口のあたりで、一般道に降ります。
ここもラブホテルが多めの地域なんですが、そのなかでもここがひときわ個性を放っています。
「ホテルX 天空の風」

ホテルのサイトには
世界遺産を意識した
日本でもない、東南アジアでもない、バリでもない理想郷、天空の国
とぞ書かれています。
たしかに、和風ラブホも、バリ風も、いろいろ一通り飽きてきちゃったかな… という私も含めたみなさんに、さらにひとあじ「味変」をくれるところです。
さて、上の写真はホテルの敷地への入り口なんですが、

なかに入ってくると、このように駐車スペースが広がっているものの、

その手前には、謎のオブジェ空間が広がっています。
モニュメント? 墓碑? それとも何らかのパワースポット?

まさにパワースポットと書いてあります。
パワースポット「風のひろば」。

伝説の剣が置かれたとき、あるいは太陽系の惑星すべてが直列したとき、秘められた石碑が光り輝いてその門を開くのだと思います。そこまででもないかもしれません。

ホテルのメインの建物。
屋上近くに、おそらくこれは建立当初からあったんだろうな、と思わせるネオンの跡が見えます。
これはこれで趣があります。マヤ暦の数値がすべて直列するとき、このネオンも輝くのでしょう。

なんかもう、作り込みが凝ったロールプレイングゲームとか、そういうやつです。
油断していると、背後の碑から、龍や剣士が実体化して現れ、サービスタイムを告げてくれそうです。

さて、受付です。
特に受付のかたとの対面はなくて大丈夫です。

パネルや写真類から得られる情報は豊富です。

各部屋のファシリティや特徴などなど、むしろ情報は多すぎます。天空のクジラ。

海中のカメ。
いらしゃいませ!!

今回利用したのは、105号室「ゴールドバリ」です。
「日本でもない、東南アジアでもない、バリでもない理想郷」を目指してきたのに、うっかり「バリ」に着地してしまいました。いまいち志が低かったです。すみません。


しかしやはり内装は凝っていて、ベッドの上の屋内には木でできた屋根が釣られていたり、浴室や洗面室への構造も個性や工夫があります。




室内にはサウナもありました。

広さは一人用で、結構狭めです。
時間などの都合で、今回は利用せずに終わってしまいました。

もちろんお手洗いも清潔。


お部屋は全部で21室。ロビーでうたわれていた「204 金のくじら」をはじめ、天井にお花をあしらった「106 アピールⅢ花いっぱい」、演歌とベンチャーズがあわさったような「207 漁火とパイプライン」、壁面がチャクラすぎてやばい「102 愛のシンボル」、そうかと思えばほのぼの路線の「208 古民家で遊ぼうよ」、アメリカの爆撃機かラピュタのような「205 天空の要塞」、あっその名前はそのまんますぎて怒られる「103 千と千尋の神(略)」など、創意工夫がいっぱい。
フリータイムの長さも、お値段もお勧めです。ぜひどうぞ。